歴史・縁起

新編武蔵風土記稿(巻之17 豊島郡之9)
新編武蔵風土記稿 巻之17
 明治33年の火災により創建年代は不詳ながら、新編武蔵風土記稿(文政11年 1828年)に「同宗(新義真言宗)稲付村普門院末、隆照山桂徳院と号す。本尊勢至」とあります。
 また、武江年表に「安永7年六月二十三日より多田薬師内にて武州十条村真光寺正観音光智法印像開扉」と出開帳の記録、そして武蔵演路(寛政期1789~1801年)には、「真光寺 十条村 開山弘智法師 本尊観世音弘法大師作」とあるように、真光寺は、江戸時代中期には存在し、活動していました。

 武蔵演路(寛政期 1789~1801年)に「真光寺 十条村 開山弘智法師 本尊観世音弘法大師作」とあるように、開山が弘智法師(1290~1363年)なら真光寺は南北朝時代には建立されていたと言えるでしょう。

武蔵演路 3巻
武蔵演路 3巻
武江年表
武江年表

※画像は国立国会図書館デジタルコレクションより転載

真光寺の概要

宗派真言宗 智山派(しんごんしゅう ちさんは)
総本山智積院(ちしゃくいん)
山号隆照山(りゅうしょうざん)
院号桂徳院(けいとくいん)
寺号真光寺(しんこうじ)
開基明治33年の火災により創建年代は不詳。資料によると、江戸時代中期には存在しており、開山は弘智法師、南北朝時代(1360年頃)に建立されたと推察されます。
本尊勢至菩薩(せいしぼさつ)
所在地〒114-0032 東京都北区中十条3-1-5
参拝時間午前7時~午後5時
霊場豊島八十八ヶ所霊場 第29番札所
北豊島三十三ヶ所霊場 第16番札所

住職ご挨拶

~その昔、お寺は地域の人々が行きかい、気軽に集う場所でした~

真光寺は十条に根差した、お檀家のみならず、どなたに対してもオープンな存在です。

そして、時には良き相談相手です。

人間誰でも心がざわつく時があるはず。
そんな時は一度、私共の山門をくぐってみませんか。

真光寺 住職 重原 俊芳(しげはら しゅんぽう)
 以前は百貨店に勤務していましたが、家内の実家 真光寺を継ぐ為、2010年に会社を退職。1年間京都の本山にて修業後、真光寺の副住職に。2014年、先代船岡芳昭和尚遷化により、真光寺正式住職に。
 大学時代はスキー部に所属し、競技スキーを行っていました。趣味はサーフィン、ゴルフ。最近、又スキーに復帰し、大会に出るようになりました。